私が実践してきたエレクトーングレード5・4・3級即興演奏(a)の学習方法をまとめました。
まずは1コーラス目がきちんと弾ける力をつけましょう。
エレクトーングレードの「即興演奏(a)」はメロディフェイクをどうしよう?と思う方が多いと思いますが、まずは「選んだジャンルに合ったリズムのノリで弾けている」ことの方が大事です。
いろんな音楽ジャンルに対応しなければいけないので、良い演奏を聴いてノリや呼吸を覚え耳を肥やすことがとても大事です。
5級の最低条件
・♭、♯4つまでのカデンツは、すらすら弾ける(本当は全調できるといいけれど)
・m7,aug,M7,dim,m7-5が押さえられる
・スウィング、8ビート、ワルツ、ラテンのバッキングがノリよく弾ける
・それぞれのジャンルの得意なアレンジ(型)がある(構成を決めておく)
4級の最低条件
・5級のコードの知識(全調)に加え、循環コード・副属七を上乗せで勉強
・コードネーム表記無しなので、コード付けできるように訓練
・ボサノヴァもできるようにしておく
3級の最低条件
・4級のコードの知識に加え、部分転調にも対応できるようにしておく
・スローロック(12/8拍子)もできるようにしておく
具体的な練習の進め方
各ジャンル自分が好きな実施例をきちんと弾き込んで、録音して繰り返し聞いて、完全に自分のものにします。
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実施例の楽譜を見ないで、1段譜のみを見て同じことが弾けるかチェック。
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できるようになったら、同類の練習問題でどんどん練習。
このやり方が、早いです。
過去問題集は必ずやりましょう。
実施例を弾きこんで自分のものにしておくと落ち着いて受けられます。
とにかく、バッキングをよく練習してくださいね。
カラオケと一緒で、伴奏がよければメロディが少しくらいミスっても、上手に聴こえますから(^^)
私が指導していた頃や受けた頃使っていた練習書の実施例を弾いたものもご参考になれば幸いです。