鍵盤トーク

ヤマハ音楽教室システム講師を13年半した後退職、依頼があればエレクトーンデータ&楽譜制作、出張レッスンをしている子持ち主婦が書いているブログ

エレクトーン、シンセ、キーボード【持続音奏法コツ】

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エレクトーン、シンセ、キーボードにはいろいろなシミュレーション音色がありますが、ピアノ、ギターのなどの減衰音、ストリングスや管楽器などの持続音で必要なテクニックが違います。

減衰音のテクニックについては、ハノンに代表されるピアノのテクニック教本で習得可能ですが、持続音を美しく弾くには、持続音を使った指の保持の基礎練習が必要。

私が小学生のころ使っていたテクニックを習得するための「エレクトーン奏法」という本で練習した基礎をご紹介します。

いろんな「指の保持」のトレーニング

腕・手首・指の力を抜いて、まず端の指(1と5の指)の保持から始めます。

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保持している指の音と、動かしている指の音両方をよく聞きながら弾くことが大切です。

1と5ができるようになったら、他の指の保持練習もします。

カウンター・メロディを弾きながらのバッキング

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カウンター・メロディを美しく歌わせながら、バッキングは歯切れよく演奏するとそれぞれが独立して聞こえて演奏のクオリティが上がります。

自分の出している音をよく聞くことがとても大事です。

3度奏でもレガートで弾く練習

1本のメロディで弾いているときはきれいにレガートで弾けていても、重音になると途端にメロディが途切れてしまう…というお悩みの方は多いと思います。

右手のメロディを担当する指が3,4,5番になるので、弾くのが難しくなるんですよね。

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自分の音を確かめながらゆっくりから初めて、精度を上げていくといい仕上がりになります。

やはり腕・手首・指の脱力も大事です。

 

ぜひご自身の弾いている手の動画も撮って「無駄な力が入っていないか」「手の形・角度はどうか」チェックしてみてくださいね。

一つ一つ丁寧に仕上げていくと曲の仕上がりが変わります。

 

今回は「エレクトーン奏法1」の本からのトレーニング法をご紹介しました。

また2以降のトレーニングもご紹介できたらいいなと思っています。

 

♪最後におまけ♪

これらのテクニックがふんだんに使われているエレクトーングレード課題曲をご紹介します。

この曲では、曲全体にカウンターや指の保持が出てきます↓

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この曲は3度奏だらけ↓

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